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STORYスタッフストーリー vol.2

Staff Story vol.2 教育編筑豊で「学び」をもっと
楽しめる場をつくる。

一言では語り尽くせない「AFO(エーエフオー)で働く」の具体的な事例をお伝えするスタッフストーリーの第2弾。今回は、フリースクールの立ち上げ・運営でも活躍する支援員の舞野理恵さんに話を伺いました。

「英語が好き」と「人と関わりたい」がきっかけ

2児のママで、以前は塾の先生として10年以上のキャリアを重ねていた舞野さん。福祉の仕事は未経験ながら、AFOを選んだ理由とは・・・?

「8年間の専業主婦生活を経て、まずはじめに"人と関わる仕事がしたい!”と思っていました。働くママ向けの企業説明会でAFOを知って、これまで漠然と"福祉”に抱いていたイメージとは違う、明るくオープンな空気を感じました」

支援員の業務では、就職の受け入れを行う会社や事業所との提携や管理、利用者の送迎などを行う。

「また、社内で英語を使う文化・環境があること(※)が私にとって大きな魅力でした。語学は、教えることもそうですけど、自分自身が学び続けたい気持ちがずーっとあって。年を重ねても、突きつめていきたい一生の課題なんです。筑豊では、学ぶ機会も使うシーンもほとんどない中、社内で英語を日常的に活かせるのが本当に有り難いです」

※AFOでは、一部社内のコミュニケーションを英語にする取り組みを行い、一部の職員向けにも毎週に英会話教室を開催しています。

未知の世界に触れて、毎日が新鮮

好きなことがはっきりしていて、傍からみても活き活きと目を輝かせて働く舞野さん。入社当初は大変なことも多かったと振り返ります。

「入社してすぐの頃は、日々の業務についていくのにとにかく必死でした。就職活動をサポートする支援員の仕事って、単に斡旋するだけでなく、まずは支援員が地域にあるさまざまな受け入れ先の会社や事業所へ行き、業務に実際に取り組んで全体像を把握する必要があるんです。先輩社員のみなさんはさまざまな仕事に精通していて、スーパーマンのように見えました」

未経験の業務に取り組む大変さも含めて「専業主婦の頃からすると、100倍は充実した日々」だったというはじめの半年間。英語を学び続けたい思いと、支援員の仕事にもある共通点を見つけたそう。

「もともと語学が好きなのは、未知の世界や価値観に触れたいから、でもあるんです。支援員も、日々新しい世界に触れて、視野が広がる仕事なのだと気づきました。年を重ねていろんなことを知っているつもりでいたけれど、この地域内だけでも、どんな会社や仕事があるのか。身体に不自由がある方や、精神の病気を抱えた方がどんな生きづらさを持っているのか。人の複雑さ、奥深さに触れることや、業務内容としても日によっては畑作業をしたり、想像してなかったことに取り組んでいて毎日新鮮です」

いい点数をとる、だけじゃない。「教える」の奥深さ

舞野さんは、支援員の業務と同時並行で、塾の先生だった経験を活かし、新しい事業にも取り組んでいます。

「通信制の高校に通う10代の利用者さんたちの学習サポートを定期的に行っています。通信制は拘束時間がない分、勉強の進め方や取り組み方を自分でコントロールする難しさがあります。そこで挫折したり苦手意識を持ってしまうと、その後の就職や社会的に自立でもつまずいてしまうことにもつながります。そうならないよう、計画を立てたり、ペースを作ったり、高校卒業を目標にサポートしています」

塾講師だけでなく、家庭教師や英会話教室でも「教える」経験をしていた舞野さん。AFOでの学習サポートは、それらとも違う側面があるといいます。

「塾であれば、このテストに向けて、◯点とりましょう、と揺るぎない目標と達成基準があります。一方、ここでの学習サポートは学力の向上だけでなく"学ぶこと”自体を楽しいと思ってもらうこと、昨日よりも今日、明日と前進してゆく楽しさを実感してより良い人生を歩んでもらうことがゴール。ひとりひとりとの向き合い方も深さも段違いです。一筋縄ではいかないけど、やりがいは大きいです」

取材したこの日も、利用者さんの学習サポートを行っていた舞野さん。定期テストに向けて大詰めの時期ながら、的確かつあたたかい声かけで朗らなムードが漂う。

筑豊から「学び」をもっと楽しめる場をつくる

舞野さんの存在がきっかけではじまった、10代の利用者さんたちへの学習サポート。その数も日に日に増え、新たにフリースクール(学校のための学校)の取り組みも週に1日行っています。

「通信制に通う利用者さんたちと接するほど、学びをサポートすることの必要性や意義の大きさを痛感しています。私の専門は英語ですが、教師や講師の経験を持った別の職員も加えてそれぞれの特性を活かした時間割を組んで、学校を卒業するためのサポートを行うフリースクールを開催しています。」

「学校の授業みたいに堅苦しく、無駄に勉強が嫌になるものではなく、学ぶことが楽しくなる、もっと学びたい!と思える場をつくることが目標です」

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